以前弊社で施工いただいたお客様から、ご紹介いただきました。
シーリングの劣化や破断、藻の発生による外壁の汚れが気になるとのご相談です。
建物正面
建物側面
建物背面
壁
壁全体にコケや藻が発生し、そこに雨だれによる汚れがこびりついてしまっています。
コケや藻は放置すると建物の美観を損なうだけでなく、害虫の発生などのトラブルに繋がってしまうケースもあります。
高圧洗浄機で丁寧に汚れを落とし、その後、下塗り／中塗り／上塗りと3回塗装します。
塗料は「超低汚染リファイン1000MF-IR」を使用しました。
超低汚染リファイン1000MF-IR
超低汚染リファインはアステック社の水性の外壁用塗料です。
無機成分が細かな汚染物質も付着しにくい緻密な塗膜を形成し、塗りたての美しさを保ちます。
また、親水性（水が馴染みやすい性質）があるため、塗膜に汚れが付着しても、塗膜と汚れの間に雨水が入り込み、汚れを洗い流します。
シーリング工事
劣化した既存のシーリングを丁寧に取り除き、目地奥にボンドブレーカー（赤いテープ）を貼り付け、両脇にマスキング（青のテープ）をします。
シーリング材と壁材を強固に密着させるため、プライマーを塗布します。
シーリング材を充填したあと、ヘラで抑えることで余分な盛り上がりや充填不足を解消し、美しく仕上げます。
サイディングボードの壁と壁の間は必ずシーリング材が使われます。
堅く薄いサイディングボードは、気温の変化や地震の揺れなどで、ひび割れや破損を起こす可能性があります。
シーリング剤は壁のひび割れや破損を防ぐクッションの役割を果たし、サイディング壁への負荷を軽減して不具合を防ぎます。
もちろん、壁と壁の隙間から水分が染み込まないようにする役割もあります。
そのため、劣化したシーリングを放置すると壁のひび割れや雨漏りなどを引き起こし、家の寿命を縮めてしまう可能性があります。
屋根
丁寧に高圧洗浄で汚れを落とし、ワイヤブラシによるケレン工事を行います。ケレン工事を丁寧に行うことで塗料の密着性が上がり、塗膜が長持ちします。
塗料は遮熱性の高い「スーパーシャネツサーモSI」を使用しました。
スーパーシャネツサーモF/Si
チタン複合特殊無機顔料の使用により高い遮熱効果を発揮する屋根用塗料です。
優れた耐候性で、屋根の色彩・光沢を長期間美しく保持します。高い日射反射率で室内の温度上昇を抑え、夏場も快適に過ごせます。
施工完了
低防汚塗料と遮熱性の高い塗料で、汚れにくく快適に過ごせる家に生まれ変わりました。
外壁に藻や苔がついて困っている
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